本日は、ギゼラ先生の生徒様が翻訳した文章をご紹介!
『翻訳が素晴らしいので是非ご紹介してください』とギゼラ先生からご提案。
現在80歳。
これからも更に飛躍されますね。
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旧正月
外国人が、ロシアで旧正月を祝っているということを初めて聞いた時、彼らは何も理解出来ませんでした。 「旧正月」という言葉は「旧」=「古い」という言葉と「正月」=「新しい」という言葉が一緒になっているので外国の人にとってはわからないかもしれません。
しかし、すべてのロシア人は、新年を迎えた後、13日後に来るもうひとつの内々の祝日を祝う伝統を知っています。この伝統はどこから来たのでしょうか?
1918年まで、ロシアではユリウス暦を使用して、古いスタイルで生活していたことが知られています。古いスタイルによるロシアの新年は1月1日に祝われましたが、新しいスタイルでは1月14日に行われました。
ロシアで1918年グレゴリオ暦が導入されたことで、すべてが整い、他の国と同様に自分たちの新年が始まり1月1日に新しいスタイルで祝われ始めました。しかし、《謎めいた》 ロシアの魂は、長い間(何世紀にもわたって) 魅惑的な、神秘的な、おとぎ話のように見えたカレンダーのその日を忘れることが出来るでしょうか?
古いスタイル自体が若者に子供時代の記憶を呼び覚ましました。
新しいスタイルへの移行を覚えている人は、もうずっと以前からいませんが、しかしインターネットの時代でも、彼らの子孫は不思議な伝統を守り、この日を祝うことを忘れないでしょう。そんなに派手でなく、必ずお祝いをしたい人が多いです。お正月ですから。心をこめて!
1月13日から14日の夜、友達を招待して、お祝いのテーブルでキャンドルを灯して、旧正月の5分前にシャンパンを開け、大時計の鳴る音とともに願い事をします。―そして休日が始まります。
もちろん旧正月が来る前に誰もクリスマスツリーから装飾を外して捨てることはありません。ほとんどの場合、1月19日に祝われる洗礼式の後それを手放します。
旧正月はいつもクリスマスの時期です。クリスマス週間はクリスマスから主の降誕祭までであり、生まれたばかりの神が地上におりてきます。
人々は太古の昔からクリスマスの時期にお客に来て、歌い コスプレイをし、仮面をつけ、そしてもちろん占いました。
普段から新年に結婚することを夢見ていた女の子たちは占っていました。彼女たちは、トランプ占いをし、真夜中にロウソクの灯で鏡を見て、夜の通りに出て、最初に会った人に彼の名前を尋ねました。なぜなら花婿の名前は同じ文字で始まらなければならなかったから。
ロシアはクリスマスとお正月のチャンピオンです。毎年私たちは二つのクリスマスと二つの新年を祝います。
しかし、もし魂に休日があると、長い冬はいつの間にか過ぎ去り寒さはより楽になります。