ロシア語との出会い
「知ってるかい?英語のPの字はロシア語ではエルと読むんだよ。そして巻き舌で言わなきゃならないんだ。この巻き舌が難しいんだ。」と、職場の同僚の話。
「巻き舌を今練習中なんだ」この会話がロシア語を始めるきっかけの一つになったのかもしれません。それと同時に、ロシア映画で流れるエンディングでの語り。意味は分からないのに、流れるような美しい言葉にも魅せられていた私。このふたつが原点だったと思います。
今から60年ほど前のことです。
何か勉強したいと思っていた時でしたから、天邪鬼の私は多くの人が学んでいる英語ではない言葉、ロシア語にしようと決心した瞬間でした。
手始めに、NHKの「ロシア語入門」の録音を採り通勤時に聞き、昼休み時間には喫茶店で入門書を読むことにしました。時間が思うようにとれない時が多く遅々として進みませんでした。
そんな時に「ロシア語を教えます」という広告を見つけ、1年ほど通いました。日ソ親善協会という所でした。
その何年かして埼玉で同好会があるから・・とお誘いを受け1,2年通ったような気がします。(もう40年程昔のことで今の私にははっきりとした期間の経過の記憶がないのですみません)その中で楽しかったのが夏の合宿でした。
5~6日間位の日程で泊まりがけで出かけて、午前中は勉強し、午後は山登りをしたり、近くの観光地に出かけたり、夜は俳句作り。あるいは詩の朗読をする人がいたり・・
そのうち仕事が忙しくなり通いきれず、そんな中で定年を迎え、ロシア語から離れて20数年ほど経ったある日、娘が「ロシア語の幟があったよ。行ってみたら」との話。それが今につながったのです。
それにしても年を重ねてからの勉強というのは、想像以上に大変です。何も記憶に残らないのです。
ところがです!!!
私はロシア語の記憶を取り戻せたら、と思って行き始めたのですが「もしかしたらパソコン教室にはいったのでは?」と見紛う気持ちがするのです。
と言いますのは、ギゼラ先生は甚くパソコンに詳しく、まさに玄人跣そのものです。
パソコン初心者の私は0からの出発で、日本語さえ打てなかったのに、時間はかかるけれど、ロシア語での入力が出来るようになるとは!!!
パソコンを習いたい方は是非当学院へ!全ては年寄りの冷や水ですが・・・
現在、ロシア語翻訳の学習を中心にレッスンしています。Miekoさんが翻訳した文を一覧にして公開しています。
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